夏本番になると、スーパーやうなぎ屋さんの店先で見かけるのが『土用の丑の日』!
土用の丑の日って『この日!』って決まってなくて、毎年変わっていますよね。
こどもの日みたいにバシっと決まっていれば一々調べなくていいから楽チンなのにな~と思うんですが、これにもちゃんと意味があるんですよね。
そこで今回は、2020年の土用の丑の日はいつなのか、また土用の丑の日の意味も一緒に調べてご紹介しちゃいます!
サクっとご覧下さい~♪
今年のうなぎを食べる日は
2020年の夏の土用の丑の日は2回!
一の丑:7月21日(火)
二の丑:8月2日(日)
カレンダーで見るとこんな感じです!
まえがきで土用の丑の日は毎年違うとお話ししましたが、今年2020年は2回です。
土用の丑の日が2回の年は意外にも多く、2017年、2018年が2回でした。
● 1回目の夏の土用を『一の丑』
● 2回目の夏の土用を『二の丑』
と言い、1回目の土用の丑の日がメインとなるようです。
夏の、とついているのでピンと来た方も多いと思いますが、土用の丑の日は夏だけではなく、春夏秋冬それぞれにあるんです。
2020年の土用の丑の日
● 冬 ・・・1月23日(木)
● 春・・・4月16日(木)、4月28日(火)
● 夏・・・7月21日(火)、8月2日(日)
● 秋・・・10月25日(日)、11月6日(金)
季節は4つなのに、土用の丑の日はなんと7回(;’∀’)
実は土用の丑の日は、
● 5回ある年
● 6回ある年
● 7回ある年
があるんですね。
ちなみに、去年(2019年)のように『5回の年』というのはかなり少ない方。
こちらの暦のページさんで調べたところ、土用の丑の日が5回なのは、2019―2059年の間で5度ほどでした。
(ほとんどが6回で、時々7回の年がある、という感じでしたねー)
なぜそれぞれの季節に土用の丑の日があるのか。
季節は4つなのに、1年に5~7回も土用の丑の日があるのはなぜなのか?
ますます謎が深まる土用の丑の日。
次章では、土用の丑の日の意味をご紹介します!
それぞれの意味
私が調べたところによると、土用の丑の日とは、ズバリ、
『土用』の期間中の『丑の日』のこと です!
…?^^);・・)?゚◇゚)?
ス・・・・・・スミマセン ヾ(^-^;)
説明がちょっと複雑なので、『土用』と『丑の日』に分けて、私なりに簡潔にまとめてみますね!
土用の意味とは?
うっかり間違えがちなのが、同じ音で馴染みの深い『土曜』
● 土曜は「土星が守護してくれるとされる日」のこと(※諸説あるようです)。
● 土用は、暦上、春夏秋冬の季節が始まる日(立春など)の前の約18日間の期間を差します。
例えば立春が2月4日の場合は、1月17日~2月3日の18日間が『土用』になり、土用の最終日(土用明け)は「節分(季節の分け目の日)」にあたります。
同じく、
● 立夏の前の約18日間
● 立秋の前の約18日間(夏の土用)
● 立冬の前の約18日間
が、それぞれ『土用』と呼ばれています。
この土用についてですが、五行(木火土金水/この五つの元素が全ての物事を循環しているという古代中国の思想)をそれぞれ季節に当てはめたことから始まったと言われています。
五行に対応する季節を書いてみると、
● 木⇒春
● 火⇒夏
● 土⇒???
● 金⇒秋
● 水⇒冬
「ちょ、土が余ってる! 余ってる!!!」
という感じで「土用」が作られたのだとか(※諸説あります)
といってもそれぞれの季節が変化する直前に割り当てられたのにはちゃんと意味があります。
五行において土の気とは大きな変化とそれを保護する働きを表すのだそう。
季節の変わり目は体調を崩しやすかったりと、確かに大きな変化がありますよね。季節がスムーズに移行するために、土の気が働いていると考えられているのだとか。
丑(うし)の日の意味とは?
丑の日とは、アレです。毎年お正月になると新しくなる●●年の、丑(うし)。
十二支だと丑は2番目に数えられていますよね。
十二支(子・丑・寅・卯・辰・巳・午・未・申・酉・戌・亥)は年を数える時に使われるのが最も有名かと思いますが、年だけではなく、月日や時間、方角を表す時にも使います。
怪談話などに出てくる「草木も眠る丑三つ時・・・(am2:00~2:30頃/丑の刻は1~3時を指す)」もまさに丑が使われています。
先ほど月日にも十二支が使われているとお話ししましたが、日にちにはそれぞれ12日周期で、十二支がそれぞれ割り当てられているんですね。
つまり、十二支のうち丑が割り当てられた日のことを『丑の日』というんです。
まとめると、
● 春夏秋冬、それぞれにある土用の期間は約18日間。
● 十二支の割りあては12日周期
このことから、土用の初日(土用入りの日)~6日目までに丑の日があると、土用の期間中にもう1回、丑の日が回ってくるんです。
簡単にお話ししちゃいましたが、これが土用の丑の日が2日ある理由なんですね。
ここで、改めてお伝えします。
土用の丑の日とはズバリ、
『土用』の期間中の『丑の日』のことです! (。・`ω・´)+
ちなみに土用の丑の日というと夏の土用を指すようになったかというと、(諸説あるようですが)うなぎ屋さんの苦肉の策だったのだとか!
今ではすっかり、土用の丑の日=うなぎが定着していますが、うなぎの旬は実は冬。
どうにかして夏にうなぎを売りたいという、うなぎの販促のために、土用の丑の日にうなぎを食べる習慣を作りだしたと言われています。
あっっっっつい夏を乗り切る食べ物といえば、多く名前があがるのがうなぎ! 毎年、土用の丑の日が近づくとスーパーでもうなぎ屋さんでも、大体的に宣伝していますよね。 でもなぜ土用の丑の日というとうなぎなのか、ご存知ですか? っ …
後記
2020年の夏の土用の丑の日は、7月21日、8月2日の2回
土用 ⇒季節の変わり目(立春、立夏など)の前の、約18日間
丑の日 ⇒日にちに十二支を割り当てたうちの、丑の日のこと
土用の丑の日とはそのまんま、『土用(の期間中)の丑の日』でした。
(4つの季節にそれぞれ土用がありますが、ただの『土用の丑の日』というと夏の土用の丑の日のことです)
ということで毎年土用の丑の日が違う日になるのには、きちんと理由がありましたね。
毎年決まってればいいのに、なんて簡単に言ってゴメンナサイ(´・ω・)