3月3日はひな祭り♪
我が家では長女の時に義母に雛人形を買ってもらいました。現在では姉妹共有のお雛様です。
うちは飾るスペースが少ない上に猫がいるので、コンパクトなタイプのパールピンクの六角ケースに入った親王飾りを選びました。これがまた、とっても可愛いんですよ~♪
出せば娘たちも凄く喜ぶんですが、それ以上に私が早く飾りたくて仕方ないんです(笑)
なのでひな祭りの準備をする時期を心待ちにしているんですが、雛人形って出すのに正しい日にちってあるのか、気になりませんか?
古くからあるお祝い事だし、ハッキリ決まってるのかなって。
というわけで今回は、雛人形を出す日、2021年はいつなのか?調べてまとめてみました。しまう時期もご紹介してますよー!
2021年のおすすめの日は
調べてみると、雛人形はこの日に出しなさい! ・・・という日にちは、特に決められていないようです。
ズボラな私は一安心^^;
ただ、出すのに良いとされているオススメの日はありました。
それは、
● 立春
● 大安
● 雨水の日
です。
それぞれをちょっと詳しく見ていきますね!
立春
立春とは、現在の暦(太陽暦)において、2月3日(頃)の春の節分の翌日にあたります。
立春は豆まきで鬼(災厄)を祓った後、春を迎える縁起の良い日とされ、この立春を過ぎた初旬、2月の第1週目の天気が良い日に飾るのが良いとされています。
2021年の立春は2月3日!
(※ 国立天文台《2021年暦要綱》より)
私の様にお雛様を早く飾りたい方は、2月3日にぜひ♪
ちなみに2月3日が立春になるのは124年ぶりのことなのだとか!大安
大安とは、歴注(暦に記される吉兆や運勢)の中の六曜の一つです。
日本のカレンダーなどには「大安」「友引」「先勝」「先負」「赤口」「仏滅」と記載されていると思いますが、これが六曜です。
大安は大いに安しという意味で、何をするにもバッチ来い!なとっても運勢が良い日。天気が良い大安の日を選び、お雛様を飾るという方が多いようです。
2021年の立春以降の大安は、
● 2月5日(金)
● 2月11日(木・建国記念日)
● 2月16日(火)
● 2月22日(月)
● 2月28日(日)
です。お天気に恵まれますように。
ちなみに、仏滅を避けて時間を選べば、大安以外の日でも吉とされています。
・友引・・・朝と夕が吉
・先勝・・・午前中が吉
・先負・・・午後から吉
・赤口・・・正午ころ吉
雨水の日
2月なのに雨水とは何ぞやというと、これは二十四節季の中にある「雨水」の日のことを指します。
二十四節季とは、季節を24に分けそれぞれに名前をつけたものです。有名なところでは春分や秋分でしょうか。先ほどの立春も、この二十四節季の1つです。
2021年の雨水の日は2月18日。雨水とは、寒さが和らぎ雪が溶けて、本格的な春の訪れを感じられるようになる時期。
この日に雛人形を飾ると、良縁に恵まれる・良い伴侶に巡り会うと言われています。
お雛様を出すのは、早ければ早いほど良いというわけではありませんが、遅すぎても良くないと言われていますので、ひな祭りの1週間前には飾り付けを済ませてしまうのが良いようです。
特に前日に出して飾る「一夜飾り」はとても縁起が悪いとされているので、出来れば避けて下さいね。
12月も末日に近くなると何だかバタバタ忙しくて、お正月の準備がギリギリになってしまったー!ということありませんか? 本当のギリのギリになってしまった時でも、飾らないよりは飾った方が絶対にいいはず!と思っていたのですが… …
雛飾りを片付けるタイミングは・・・?
2月3日に飾るとすると、約1カ月程、私たちの目を楽しませてくれるお雛様。
ひな祭りを過ぎたからってササっと片付けちゃうのは何か寂しいですよね。でも早く片付けないと「お嫁に行き遅れる」なんてコワーイ噂も・・・?
雛人形をしまう時期について調べてみると、これまた「この日」とはハッキリ決まっていないようです。
ですが、雛人形を出す時期同様、しまうのにも良いとされてる日がありました。それは、
● 啓蟄の日
● 湿気の少ない、良く晴れた日
です。サクっとご紹介しますね!
啓蟄の日に片付ける
これは前章でちょろりとお話した「雨水」と同じく二十四節季の1つ。雨水の次の期間にあたります。
2021年の啓蟄は、3月5日
啓蟄の啓は「ひらく」、蟄は「土の中で眠っている虫」を意味します。
暖かな日差しが降り注ぎ春を感じて、冬ごもりをしていた虫たちが目覚めて土中から這い出てくる、ということなんですね。本格的な春の到来です。
ですが調べてみても、なぜこの日に雛人形を片付けるのが良いと言われているのか、ハッキリとした理由はわからないようです。
単に3月3日の後だからちょうど都合が良かった・・・なんていう説もありました。
なので啓蟄の日に必ずしまう!のではなく、この日から大体3月の半ばまでの天気の良い日に片付けるのが良い、とも言われています。
(2021年の啓蟄の期間は3月19日まで。春分の日が20日で、17日には春のお彼岸に入ります。個人的な見解ですが、お彼岸の前までに1つの行事を終わらせるという意味もあるのかもしれませんね)
湿気が少なく、晴れた日に片付ける
啓蟄の日以上に重要と言われているのが、こちらの「湿気が少ない、良く晴れた日」です。
材質にもよりますが、雛人形にとって湿気は大敵!
雨などでジメジメした日に片付けてしまうと、来年出した時にはお雛様がカビだらけ!なんていう事態にも。
そのため、湿気の多い日は避け、良く晴れた乾燥した日に片付けるのが良いとされているようです。お雛様にも負担が少ないので、オススメです。
我が家のようにケース入りでそのまましまえるものならともかく、ケースなしの段飾りなどは手間も時間もかかっちゃいますよね。
どうしてもこの日に片付けられないという時は、お内裏様とお雛様を後ろ向きにしておくと良いそうです。
こうすると「眠っていらっしゃる」「お帰りになる」という意味になるんだとか!
雛人形・・・奥が深いですね~。
ちなみに片付けるタイミングが遅いと「婚期が遅れる」というのは・・・
完全に迷信のようです!片付けの面倒な雛人形(ケースなしの段飾りだと大変ですよね)をキチンと手入れして片付けられないようでは、素敵な女性になれず、お嫁さんにもなれませんよ!という躾のためだったのだとか。
なので、ちょっと遅れたからって結婚が遅くなることはないので、ご安心ください!
ただ、女の子の災厄を引き受ける雛人形を早く片付けるのには、災いから遠ざけるという意味もあるようです。
せっかくの可愛いお雛様。名残惜しいですが、早めにしまってあげるのが良さそうです。
後記
2021年の雛人形を出すのに良い日にちは・・・
● 2月3日の立春
● 大安(2月5日、2月11日、2月16日、2月22日、2月28日)
● 良縁に恵まれる雨水の日(2月18日)
雛人形はひな祭りの1週間前までに飾るのが良いとされていて、前日に出して飾る一夜飾りはとても縁起が悪いと言われている。
2021年の雛人形を出す時期は、早くて「2月3日の立春の日(旧暦で祝う地域など、地域によって差がありますが)」
今まで通りでOKということにホッとしています。
お雛様をただ飾るだけではなくて、出す時期にもきちんと意味がある(しまう時期は・・・^^;)。昔からの行事というのはやはり、思い(気持ち)を目に見えるようにしていたんだな~と、シミジミしちゃいました。
今までは好き勝手に出していたお雛様ですが、今年は今まで以上に気持ちを込めて飾れそうです♪