みかん星人のワタクシ、ブログ管理人のあいねはその昔、みかんの白い部分を綺麗に取り除いてから食べていました。
あの白い筋をどれだけ綺麗に取れるかで、妹たちと競争したりして。綺麗になったみかんを見て誇らしい気分になっていました。
白い筋に超栄養があるというのを知らずに・・・嗚呼もったいない (´・ω・`)
みかんの美味しい季節になり、3歳と6歳に成長した娘たちも、二代目みかん星人(笑)に育ちつつある今日この頃。子供たちもやっぱり白い筋を取ろうとするので、子供たちに説明するためにも、みかんの白い筋に含まれる栄養についてバッチリ調べてまとめてみましたよー!
どうぞサクッとご覧下さい♪
白い筋の秘密
みかんといえば日本人に馴染みの深い温州みかん。このみかんの白い筋の部分は何のためにあるのかご存知ですか??
チッ、
チッ、
チッ、
チーン!
実はこの白い筋、栄養を果肉に運ぶ役割 があるんですって!つまり白い筋には栄養がギッシリ詰まっているということなんですね。
この白い筋はアルベドというのですが、温州みかんのアルベドに含まれる代表的な栄養素は、
● ビタミンP
● ペクチン
と呼ばれるもの。
両方ちょっと聞き慣れない名前ですね^^;
ですが、この《ビタミンP》が特にすごいんですよー!
ビタミンPは正確に言うとビタミンではなく、ビタミンに近い働きをするビタミン様物質と呼ばれるものです。ビタミン様物質にはいくつかあるのですが、そのうちみかん由来のポリフェノールと言われているのがヘスペリジン。
温州みかんのアルベドには、このヘスペリジンが特異的に多く含まれているんです。
以下にヘスペリジンの持つ凄い効果について、まとめてみました。
ヘスペリジンの凄い効果!
● アンチエイジング効果
● 美肌効果
● デリケートなビタミンCを守る働き
● 骨粗鬆症を防いだり血圧上昇を抑えるなど、さまざまな健康維持
● アトピー性皮膚炎や花粉症などの症状の緩和
アンチエイジング・美肌効果
体中には毛細血管が張り巡らされていますが、この毛細血管が減るとシミやシワが出来やすくなります。
ヘスペリジンはこの毛細血管を強化する働きがあり、お肌の老化を防いでくれると言われているんです。
デリケートなビタミンCを守る
みかんの果肉にはビタミンCが豊富に含まれています。ビタミンCはコラーゲンの生成を助けたり、免疫力をアップさせたり、さまざまな効果がありますが、とてもデリケートで温度や湿度、紫外線などの影響を受けやすく、壊れやすい栄養素です。
温州みかんのアルベドに含まれるヘスペリジンには、このビタミンCを守り、ビタミンCの働きを安定化させる作用があるんです。
結果的にビタミンCの効果を充分に発揮できるようになるというわけですね。
中性脂肪を減らしたり血圧上昇を抑えるなど、さまざまな健康維持
● 血中中性脂肪の減少
● 血流を改善して血圧の上昇を防ぐ
● 血管壁を強化して出血を防ぐ
● 骨密度の低下を防ぎ骨を生成するのを助ける
● 抗酸化作用
● 発がん性物質を抑制する働き
ざっと挙げただけでもこれだけあります。
特に目立つのは血管に対する作用でしょうか。
ヘスペリジンは血管のメンテナンス係とも言われています。
毛細血管に適度な透過性(通り抜けられる状態)があることで、細胞組織に栄養や酸素を運び、老廃物を受け取ることが出来るのですが、ヘスペリジンはこの透過性が良くなりすぎるのを防ぎ、身体に丁度良いバランスをとっているんですね。
透過性が良くなりすぎると起きる弊害
出血しやすくなったり、浮腫(むくみ)が起きやすくなったり、その他にも糖尿病や高血圧、壊血病、潰瘍などの病気のリスクが高まります。
アトピーや花粉症などのアレルギー症状の緩和
ヘスペリジンには抗アレルギー作用があることも知られています。
アレルギー反応に対して、ヘスペリジンの血管の透過性を抑制する働きにより、症状が緩和されると言われているんですね。
また、ヘスペリジンには体内の細胞に直接及ぼす作用は小さいと考えられていて、副作用はほとんどないとされています。
ついうっかりむいて捨ててしまいそうな白い筋に、こんな凄い効果があったとは。私も調べていて驚きました・・・。
そしてもうひとつの栄養素ペクチンにも、健康にとっても良い効果があるんですね。
ペクチンにも優れた効果があった!
ペクチンは水溶性の食物繊維の一種です。一般的には植物の細胞壁を構成する部分として知られているそう。
他の物質と結び合わさることで、細胞と細胞のを結合する物質としても活躍しています。
そんなペクチンの働きをまとめると、
● コレステロールを下げる
● 血糖値を下げる
● お腹の中を綺麗にしてくれる
という作用があります。
コレステロールや血糖値を下げることで糖尿病や動脈硬化などの生活習慣病を予防したり、整腸作用により便秘の改善やダイエット効果が期待出来ます。
これらのペクチンとヘスペリジンが豊富なアスベドを、ビタミンCが豊富なみかん本体と一緒に摂ることでまさに栄養満点!になるんですね。
何より、温州みかんのアルベドにはみかん本体の果肉の約300倍のヘスペリジンが含まれていると言われています。
この量は、他の柑橘類と比べてもすごく多いんです。なのでみかんの白い筋を全部綺麗に取っちゃうのは、本当に勿体ないんですよー!
とはいっても白い筋の食感が苦手だったり、パサパサしていて何か気持ち悪くなっちゃう、という方もいらっしゃいますよね。
その場合は筋は綺麗に取っちゃっても果肉が入っている袋はむかずに食べたり(袋にも、アスベドよりは少ないですがヘスペリジンが含まれています)、無農薬の温州みかんを買って皮綺麗に洗い、マーマレードジャムなどにして食べたりすることで、ヘスペリジンを摂取出来ますよ^^
白い筋が苦手じゃないけど、今まではなんとなくむいて食べてたという方でしたら、ぜひ白い筋も一緒に食べてみて下さいね。
後記
みかん本体も栄養価が高いですが、皮や白い筋にまですごい栄養が含まれているとは・・・。
しかもカロリーも低いときた・・・みかん最強ですね!みかん星人の私はちょっと興奮気味です(笑)
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それにしても白い筋に含まれているビタミンPとペクチン、このままを子供に説明するのはちょっと難しいですねー^^;
美肌がどうの、健康がどうのと説明したところで、3歳と6歳にはちんぷんかんぷんだろうなー。
うちの子たちは二人とも女の子だから、「白い筋を食べたら美人 になるんだよ」でいこうかな。
3歳の次女には「びじんってなに?」って聞かれそうですが (´口`;)