1歳前後~3歳くらいって、自分で動けるようになって自我も芽生えてきて、がっちり固定される チャイルドシートが大嫌い になる頃なんですよね。

我が家の長女も、この年の頃はギャン泣きでした・・・。
泣きたいのはこっちだよ・・・。 (ノд・。) グスン

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後部座席で泣き叫んでいたので、何度「助手席で直接顔を見られたら良いのに」って思ったことか。(鏡では見ていましたが・・・)

でも、色々調べていくうちに、ぎょっとするような情報を見つけました。

私のように助手席に乗せたいと思って調べられている方に、ぜひご覧になって頂きたいです。

前の座席は違法だからダメ??

ドライブ中の子供たちチャイルドシート助手席設置についてですが、法律上は違反ではありません

なぜなら法律では「6歳未満の子供へのチャイルドシート」を義務とするとは書いていますが、

場所の指定についての記載はない

からです。

 

乱暴に言うと、どこでもいいからとりあえずチャイルドシートに乗せろ、という事です。

正直、「ええええ・・・」と思いました^^;
そんなテキトーな。

法律上は違反ではない。けど、助手席はダメという暗黙の了解がある。
(私自身、初めて車にチャイルドシートを取り付けようとした時、真っ先に後部座席が浮かびましたし)

 

それには、いくつかの原因がありました。

事故の時、後部座席に比べ助手席の致死率が高い

エアバッグが子供にとって危険

運転中に子供が気になってわき見運転してしまう


事故の時、後部座席に比べ助手席の致死率が高い

道路これは、追突され車のコントロールを失った時、電柱や壁など障害物がある場合が多い左側(助手席側)に突っ込んでしまう事が多いことや、とっさの時に運転者が危険を回避しようとして、結果的に助手席側が危険にさらされる可能性が高いからです。


また、日本の道路が左側走行という構造上、運転者が見やすい右側から車に迫って来た時より、死角になりやすい左側から突っ込まれた方が、一瞬とはいえ対処が遅れ、まともにぶつかってしまう可能性があります。

対向車の飛び出しについては運転席が一番危険です。
ちなみに車内で一番安全なのは運転席の後ろといわれています。


エアバッグが子供にとって危険

これは、助手席のエアバッグは小さな子供の事を想定して作られているわけではないということです。
色々と危険を裏付ける情報を見つけましたので、後述します。


運転中に子供が気になってわき見運転してしまう

追突事故のイメージわき見運転は怖いです。たった数秒でも、わき見をしている間は目をつむって運転しているのと同じことです。

大げさと思うかもしれませんが、実際、わき見運転をしていて2台前の車が右折のため停車したことに気付かず、そのまま1台前の車に追突した車を目撃しました。はじめて見た事故の瞬間だったのでハッキリ覚えています。

この時の運転者は俯き加減で前方を見ていないようでした。ゆるやかなカーブの道で、わき見をしながらもはみ出すことなく走っていたので、『何か』を見る前に道の流れを確認してたか、走り慣れた道だったかだと思います。

人の命を守るために装備されているはずのエアバッグが、小さな子供を想定して作られているわけではない。
これ、すごく気になりますよね。

エアバッグが標準装備されている車の取り扱い説明書には「助手席にチャイルドシートを乗せると危険」と書いてあるものが多いです。特に後ろ向きは厳禁!!

ただシートの数や乗車人数など、色々な事情もあることを考慮してか、やむを得ず助手席に取り付ける時は座席を一番後ろまで下げ、必ず前向きにと書いてあるものが多いようですね。

私が乗っている自動車には、まさにこの通りの記載がありました。
そして助手席のサンバイザーには、エアバッグがチャイルドシートに危険と描かれているラベルが貼られています。

エアバッグが危険とは一体どういうことなのか?
この点について詳しく調べてみました。

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火薬に点火し爆発!時速100~300kmの速さで膨らむエアバッグ

ちょっとビックリする動画を見つけたので、ご覧下さい。

車の運転席・助手席それぞれのエアバッグが膨らむ動画です。
助手席のエアバッグが上方に膨らんでフロントガラスを直撃し、ガラスが割れている(ヒビが入っている)のにお気づきでしょうか??

エアバッグは内蔵されている火薬に点火、爆発の威力(爆風)で膨らむ装置。
約0.03秒・・・時速100~300kmの速度で膨らむんです。
その衝撃はご覧の通り、フロントガラスにヒビを入れる程。

事故の時、この衝撃が助手席でチャイルドシートに乗っている子供に襲いかかる んです。

衝撃に驚いている子供

当然ですが、フロント部分に近ければ近いほどエアバッグの衝撃は強くなります。
大きく前面にせり出している形のチャイルドシートは、大人がシートに深く腰掛けている時よりも、強い衝撃を受ける事になります。

先ほど、助手席のチャイルドシート後ろ向きは厳禁と書きましたが、
後ろ向きで設置すると、子供の頭のすぐ後ろがダッシュボードという位置に。

ダッシュボードにはエアバッグが内蔵されています。
つまり、どうなるのか・・・。

チャイルドシートを後ろ向きで設置している状態で、エアバッグが開いている動画も見つけました。
動画開始から約20秒後の「ポイント3」のあたりです。

衝撃で弾き飛ばされた子供人形の前頭部や顔が、助手席の背もたれに強打していますよね。
実際日本でも、助手席で後ろ向きのチャイルドシートに乗っていた幼児が、エアバッグの衝撃で座面に強打・頭の骨を折る重傷を負うという事故もありました。

エアバッグの衝撃から子供を守れるか・・・?

私が調べた中では、自信をもって『守れる!』と言える要素がありませんでした・・・・・・。

シートを一番後ろまで下げて、チャイルドシートを前向きに設置したとしても、エアバッグがどこまで届くかは実際に膨らんでみないとわかりません。
でも膨らんで怪我をしてからでは遅いんですよね・・・・・・。

この時点で、チャイルドシートを助手席に設置するという考えは吹き飛びました。
子供が泣いても喚いても、とにかく後部座席にチャイルドシートを設置しようと。

・・・・・・。
とは言うものの、娘が泣き続ける姿を見るのが辛くて。
何度車を止めて抱っこしたか・・・。
何度心を鬼にしてそのまま走り続けたか、わかりません。

それでも何とか心を鬼にして頑張ったのは、ひとえにエアバッグが小さい子供にとって危険な事を知ったから。

万が一があった場合、自分よりも助手席の娘が重い怪我、または最悪のケースになってしまうことを考えたら、絶対に自分自身が耐えられないだろうと思ったからです。

ここで踏ん張るのが親の役目だ!と呪文のように言い聞かせていました。
今思うと、これが自分を奮い立たせる原動力でした。

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後記

一口に事故といっても色々あります。
後部座席に乗っていて怪我をするケースもあると思いますし、自分は気をつけて運転していても「もらい事故」という事もあります。

ただ、助手席に乗せない事で守れる安全も確実にあります。
この記事を書いていて、私(親)が守れる安全は、守ってあげたいなと改めて強く思いました。

ところで、法律上は6歳を過ぎてチャイルドシートの使用義務がなくなったら、子供をそのまま助手席に座らせても大丈夫なのか、気になりませんか?

その疑問にはこちらの記事がお応え出来るかと思います。よろしければどうぞ^^


ここからは思いっきり余談ですが・・・・・・
エアバッグに関して、こんな衝撃(笑撃?)映像を発見。

※ 大変危険ですので、絶対にマネをしないで下さい。

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