違いのわかる女、ってイイ響きですよね。
私も二児の母で良い歳なのでもうちょっと落ち着きたいし、知性と品性を兼ね備えた女性に憧れます。
日焼け止めを塗るたびにSPFとPAの一体何が違うんだろう? なんて悩んでいる場合じゃないです!私!
というわけ(?)で、日焼け止めのSPFとPAの違いを調べてまとめてみました!
それではサクッとご覧下さい♪
それぞれの違いを詳しく!
SPFとPAを、簡単に説明すると、
- SPF
紫外線B(UVB)を浴びた時、SPFの数値×20分の時間分、日焼けが始まる時間を遅らせる
- PA
紫外線A(UVA)をカットする強さを「+、++、+++、++++」の4段階で表している
ということなんです。
それぞれ、カットする紫外線が違うということなんですね。
もう少し詳しく見ていきます。
SPFとは・・・
Sun Protection Factor(サン・プロテクション・ファクター)の略称です。
SPFは、お肌の表皮に強く作用し赤みや炎症を引き起こす紫外線B(UVB)に対して有効です。紫外線をカットするのではなく、日焼けが始まる時間を遅らせるという効果を持ちます。
SPF1につき、約20分間日焼けを遅らせる事が出来ると言われています。
● SPF10 ・・・10×20分=200分(3時間20分)後に日焼けが始まる
● SPF20 ・・・20×20分=400分(6時間40分)後に日焼けが始まる
● SPF30 ・・・30×20分=600分(10時間)後に日焼けが始まる
● SPF50 ・・・50×20分=1000分(16時間40分)後に日焼けが始まる
ただし、この数値(20分)というのは平均的な日射量から算出された数値。個人差があり、天気や場所(山の上など、高い場所の方が浴びる紫外線量は多くなる)でも前後するようです。
紫外線Bのピークは7~8月。
買い物や散歩など短時間の外出では《SPF20~》
屋外のレジャーでは《SPF30~》
海や長時間のスポーツでは《SPF50》
が適していると言われています。
PAとは・・・
PAは、紫外線A(UVA)をカットする効果があります。
UVAはお肌の真皮にまで届いてコラーゲンやヒアルロン酸などを生成する細胞を傷つけてしまう、アンチエイジングの大敵と言われている紫外線。
PAは数値化出来ないため、UVAに対しての効果は4段階の「+」で表記されます。
● PA+ ・・・効果がある
● PA++ ・・・かなり効果がある
● PA+++ ・・・非常に効果がある
● PA++++ ・・・極めて効果がある
紫外線Aは上空にあるオゾン層のみならず、雲や窓ガラスも簡単に通過してしまいます。そのため、お肌には一年中影響があります。
2月から徐々に増え始め、5月にはピークを迎えると言われており、同じくらいの紫外線量が8月頃まで続きます。
買い物やお散歩など、日常使いには《PA++》、
屋外レジャーや長時間のスポーツには《PA+++、PA++++》が適していると言われています。
SPFについては、30以上のものは効果がほとんど変わらないとされているのが現状のようです。
また、《SPF50、PA++++》の日焼け止めを朝に1回塗るよりも、《SPF20、PA++》の日焼け止めをこまめに塗り直している方が、UV対策としては効果が高いです。
塗った日焼け止めは、肌の内部に浸透させるのではなく、肌の表面にのせていることで紫外線を防止してくれます。汗で浮いてきたり、ハンカチで汗を拭いたりして肌に触れると、その部分の日焼け止めは落ちてしまいます。
特に鼻炎がある方は注意が必要。鼻をかむたびに、日焼け止めは落ちてしまいます。鼻は顔の中でも特に焼けやすい場所。ちょっと強い日差しの中に行くと、すぐ焼けてしまいます。
ちょっと汚い話で申し訳ありませんが、風邪気味でたくさん鼻をかんだあとに日焼け止めを塗り忘れ、そのまま子供たちを公園に連れて行ったことがあります。
・・・ものの見事に、その部分だけ赤く焼けてしまいました。楕円形 でした・・・悲しい。
また、SPFが50以上(SPF50+ と表記されています)に関しては、紫外線吸収剤を配合している日焼け止めが多いため、肌への負担が強く、特に敏感肌の方は肌トラブルが多いようです。
- 紫外線吸収剤って?
- 紫外線に反応してお肌の上で化学変化を起こし、
紫外線を他のエネルギー(熱など)に変えることで素肌が紫外線の影響を受けるのを防止
しています。熱さは感じませんが、化学変化後の物質などが敏感な方には刺激となり、肌荒れの原因になることも。
SPF50、SPF50+の日焼け止めでも、今は低刺激のものや、紫外線吸収剤不使用のものが増えてきています。
後記
● SPF・・・紫外線B(UVB/赤みや炎症を起こす紫外線)に対し有効。
日焼けが始まる時間を遅らせる(SPF1で10~20分効果があると言われている)
● PA・・・お肌の真皮に届く怖い紫外線A(UVA/美肌の大敵)をカットする。
PAは数値化出来ないため、効果を「+、++、+++、++++」で表す。
SPFとPAの違い、ハッキリ知っておかないと季節やシーンに応じた使い分けが難しいというのがわかりました。
私自身、今まで数値が大きければ大きいほど良いんだ、と思い込んでいたので・・・
これからは面倒くさがらずに、そのシーンに合った数値の日焼け止めをこまめに塗り直します。
もうトナカイさんにはなりたくないので(泣)