夏至の日は太陽の位置により、毎年いつになるのか決まります。
そして一年で一番昼が長い日。冬至の時のゆず湯のように、何か家庭で行う風習はあるのでしょうか。

今回は、2023の夏至はいつなのか?
何か特別な習慣があるのか、調べてまとめてみました。

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2023年の夏至

2023年の夏至は…

6月21日(水) です。

…梅雨真っただ中ですね。
(沖縄など一部の地域では梅雨明けしている時期ですが)

日本ではほとんどの地域が梅雨の間に夏至を迎えるんですね。

夏至は1年で最も昼の時間が長くなる日。

ですが…
雨が降っていたり、雲が立ち込めていたりで、もしかしたら日が長い実感があまりないかもしれないですね。

ですが冬至(1年で1番昼が短い日)と比べてみると5時間ほども昼が長いんですよ!

2018年のデータですが、夏至・冬至の日の出日の入りを見てみますと…

2018年の夏至・冬至の日の出日の入り

昼と夜のイメージ
● 夏至…6月21日
日の出 4:25 日の入り 19:00

● 冬至…12月22日
日の出 6:47 日の入り 16:32

約4時間50分も、夏至の方が昼が長い!

4時間50分ってなかなかすごい数字ですよね。
ハッキリ数字にしてみてビックリしました。

なんとなく2~3時間くらいだと思っていましたので…

ちなみに地球の北半球側に位置する日本では夏至の日は1年で1番昼が長い日ですが、南半球では1番昼が短い日になります。

夏至は北半球側の太陽の高度が一番高くなる日なので、反対の南半球では太陽の高度が低く、昼がとても短くなるんですね。
逆に冬至の時は、昼が短いのが北半球、昼が長いのが南半球になります。

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実は期間がある

夏至というと、2021年では6月21日の1日間だけを夏至というイメージがありますが、実は『夏至の期間』もあります。
(毎日夏至の日と同じ時間ではなく、日の出・日の入りは数秒ほどずれています)

2021年の夏至の期間は、6月21日~7月6日の16日間

16日間って意外に長いですよね? 1か月の半分ですものね。

なぜ16日間もあるの?と言うと…
この『夏至の期間』が二十四節気の1つだからです。

二十四節気とは?

1年(365日)を24に分けてそれぞれに名前をつけたもの。
1つの区切りはだいたい15日前後

有名どころを挙げると、立春・立夏・立秋・立冬・春分・秋分など…

当日は何か特別なことをするの?

冬至の時のゆず湯のように、夏至にも何か家庭で出来る風習のようなものはあるのでしょうか?
調べてみましたが、特に見つかりませんでした。

日本の家庭では、夏至に行う風習は特にないようです。
というのも、昔からこの時期は田植えなどで忙しくそれどころではなかったというのも理由の一つのようです。

ただ、家庭での風習はなくても、夏至祭として三重県伊勢の二見輿玉神社が有名です。

太陽が最も高く昇る夏至の日の早朝、夫婦岩の間から昇る朝日を浴びながら、海で身を清めるという禊の行事です。

夏至の頃の夫婦岩の間から昇る朝日の写真と、夏至祭の様子の動画はこちら!

夫婦岩の間からご来光のイメージ

美しいですね!
ご来光という言葉がぴったりです!( *´艸`)
夏至の期間は梅雨が重なってしまいますが、天気が良いと遠くに富士山が見えるので、とても神秘的な光景になるそうですよ!

※ 2020年はコロナウイルスの影響により、本殿祭のみ神職で行われ、禊行事は中止されています。

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後記

まとめ

2023年の夏至は6月21日(水)

● 夏至の期間は6月21日~7月6日の16日間
● 家庭での特別な風習はないが、二見輿玉神社での夏至祭など、特別なお祭りを行う所はある

日本では夏至の日に行う習慣は、特になかったのですね。
昔から忙しい時期だったとはいえちょっと寂しいような。

ちなみに北欧などの日照時間が短い地域では、夏至はとっても大切な日で、1年で1番長い昼の時間を楽しむためのイベントが各地で行われているんですって。
夏至のお祭り…一度は行ってみたいです。

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