こんにちは!

お雛様が可愛くて可愛くて、娘たちよりひな祭りを心待ちにしている、ブログ管理人のhinataです。

去年、知りたい盛りの子供たちに雛人形のことを聞かれた時、かるーく、
『女の子が元気に大きくなりますように、と願いを込めて飾るんだよ』
とは説明したのですが…

今年は絶対パワーアップした質問が来る!

というわけで、親の面目を保つためにも(笑)雛人形飾る意味についてシッカリ調べてまとめてみました!

子供向け簡単説明の仕方についても、

● 幼稚園・保育園の子向け
● 小学生の子向け

にわけてご紹介しますね!

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雛人形を飾るようになったのは

調べてみると雛人形を飾るようになった由来は、昔の日本の風習と古代中国の厄払いの行事が大きく関係していました。
それは…

ひいな遊び

上巳(じょうし・じょうみ)の節句

流し雛

この3つ。

上巳の節句って、ちょっと聞きなれない言葉ですよね。(。´・ω・)?
ではそれぞれを見ていきますね!

ひいな遊び

小さくてかわいいひいな遊びとは、いわゆるおままごとのこと。

ひいな遊びはその昔、貴族の女の子たちに人気の遊びでした。
といっても現代の可愛らしい人形や小物を使ったおままごととは違い、紙や布で作ったお人形や小物を使った、素朴なものだったのだとか。

ひいな遊びの『ひいな』には、小さくて可愛らしいものという意味があります。

小さくて可愛らしいものを使っての『ごっこ遊び』が人気なのは、今も昔も変わらないんですね (๑´ㅂ`๑)

上巳の節句とは?

上巳の節句は、古来より中国で行われていた邪気払いの行事です。

旧暦の三月の最初の「巳」の日に、水辺にて災厄や穢れを祓い、無病息災を祈ってお祝いをする風習がありました。
季節の変わり目である上巳の頃には邪気が入りやすいと考えられていたからです。

水辺で身体を清める以外にも、邪気を祓い不老長寿をもたらしてくれると考えられていた『桃』を使って、

● 桃の花びらを浮かべたお酒を飲む
● 桃の葉を入れたお風呂に入る

などを行い、厄災を祓っていたと言われています。Σ(゚□゚*)モモスゲーッ!!

流し雛

男女一対の流し雛昔の人は、和紙で人の形をしたヒトガタ(人形)や形代(かたしろ)というものを作って自らの厄災を移し、川に流すことで身を清めていたと言われています。

上巳の節句が日本に伝わって日本の風習と結びつき、男女一対の形代を流すようになっていったのだとか。

ちなみに流し雛は江戸時代頃に、川や海が汚れるからという理由で流すのは禁止となったようです。
(´・ω・)納得…

ですが今でもイベントとして行っている地域はあるようですよ。

上巳の節句や流し雛等、雛人形のルーツをたどっていくと、『ヒトガタに厄災を移して川に流し、清める』というものが出てきます。
ここに、ひいな遊びの『ひいな(人形)』が組み合わさっていったのですね。

雛人形を飾るのは、子供の身代わりとして厄災を引き受けてもらう、という意味があるんです。

…いや、流してるから今とは違うじゃん!(; ・`д・´)
と思ったのは私です…。

雛人形の原型である『ひいな』が立派な人形になったのは、江戸時代頃からと言われています。
技術が発達していき、紙の人形から立派な人形に変わっていったのですね。

最初に登場したのは男女一対の立ち雛飾りだったと言われています。そこから、座っている今の主流の雛人形の姿になっていったそうです。

立派な雛人形を流してしまうのは勿体ないということで、飾るようになったのだとか。

男雛女雛の親王飾りだけではなく、三人官女や五人囃子、様々な小物が登場したのは江戸時代後期頃。

ちなみに三月三日が女の子の節句になったのは江戸時代頃からなのだそうですよ。

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簡単な伝え方をご紹介します

子供向けの簡単な説明を考えてみましたので、ご紹介しますね!

保育園や幼稚園の子へ説明するなら!

親王飾り雛人形ってもともとは紙のお人形でね、子供の病気や悪いことを代わりに引き受けてもらって、川に流していたんだよ。
でも川が汚れるからそれはダメ!ってなって、立派な雛人形を飾るようになったの。

だから雛人形には、●●ちゃん(お子さんの名前)が元気で楽しく幸せに過ごせますようにって、お願いしながら飾るんだよ。
●●ちゃんのことを守ってくれるお人形だから、大切にしようね!

小学生の子に説明するなら

喜ぶ女の子たち雛人形って、昔々は紙のお人形だったんだって!

昔の人はね、人の形をした紙をつくって、病気とかの嫌なものの身代わりになってもらっていたの。その身代わりになった紙のお人形を川に流すことで、悪いものも一緒に流していたんだね。

それでね、昔の女の子たちの中では、紙のお人形でおままごとをするのが流行っていたんだけど、職人さんが本物のお人形を作ってくれるようになってね。

紙じゃなくって、本物のお人形を身代わりにして、川に流すようになったんだって。
でもそれは、川が汚れるから!っていう理由で禁止になったみたいだけどね!

そのうちに、職人さんの作るお人形がどんどんレベルアップして、豪華になっていってね。

男雛女雛だけじゃなく、三人官女や色んな小物も全部、女の子が元気で幸せに成長しますように、っていう願いを込めて飾るようになったんだよ。

このような感じでいかがでしょう?

言葉を足す・減らす・変えるなど、説明を聞くお子さんの性格に合わせて、色々変えてみてくださいね!

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後記

まとめ

雛人形は、女の子の厄災を代わりに引き受けてもらい、健やかな成長を願って飾る。

● ひいな遊び
● 上巳の節句
● 流し雛

の3つが結びついて、現代の雛人形になったと言われている。

雛人形の大元となったのが紙のお人形だったとは、正直驚きました。
現代の雛人形になじんでしまっている私は、最初から今の人形の形(素朴ではあっただろうけど)をしていたと思っていたからです。

でも紙で作った流し雛であろうと、現代のように豪華に飾る雛人形だろうと、親が子に思うことはいつの時代も同じなんだなぁとしみじみと感じてしまいました(๑´ㅂ`๑)

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