子供って、つい返事したくなるような、ハッキリとした寝言を言いませんか?

うちの子も、静かに寝てるなーと思ったら急に笑い出したり、むにゃむにゃと聞き取れないような言葉???のようなものを発していたかと思えば、

……してって言ってるでしょ!

と、急にえらそうに言ってみたり。

ちなみにこの時、私は「えっ、なに?」と返事してしまいました。

母あわわ

でも、寝言に返事してはいけないって…昔から言いますよね?

私この時、なんで寝言に返事しちゃだめなのか、ハッキリとした理由を知らなかった!ということに気付いたんです。

そんなわけで、寝言に返事してはいけないと言われている理由を調べてみたら、

迷信・言い伝え(都市伝説的)なもの

健康に関わること

が関係していたんです。
内容がとても興味深かったので、記事にしてみました。どうぞ最後までご覧くださいね。

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寝言に返事をしてはいけない理由①

これからご紹介する迷信や言い伝えは、科学的根拠はないと言われているものです。
そのまま鵜呑みにしてしまうと、結構怖いです…

(実際に、してはいけない理由があって、その『してはいけないこと』から遠ざけるためにわざと恐ろしい言い伝えにしている、ということもあるようですしね…)

と、前置きが終わったところで本題に入りましょう。
寝言に返事をしてはいけない理由を、迷信や言い伝えなどで言われていることを挙げますと…

魂が抜けてるイラスト● 魂が戻ってこられなくなり、死んでしまう

● 魂が抜け出てしまい、精神が錯乱する

母あわわ

返事しただけで!?

一体どういうことなのかと思ったら、日本では昔から『夢』を、良くも悪くも特別なものとして捉えていたということに由来するようです。

というのも…

日本の神話や民話などによると、人は眠っている時、魂が黄泉の国(死者の国)へ行っていると考えられていたそうなんです。

なので、その最中にこちらの世界にいる人が刺激を与える(話しかける・寝言に返事をする)と、黄泉の国から戻って来られなくなる…と言い伝えられていたんですね。

普段何気なく聞いていた寝言が、魂が死者の国に行っている時に発せられた言葉だなんて。

そう考えると、寝言には気軽に返事をしてはいけない…というような気持ちになってしまいますね…。
(※ あくまでも科学的根拠のない言い伝えです…)

その他にも、

寝言を言っている時は霊が傍にきてお話ししている説● 寝言を言っている時は、霊が傍に来てお話ししている
● 寝言に返事をすると寿命が縮む

という説もあるのだとか。

うーん。
にわかには信じられないことばかり並んでいますよね。
(実際、子供の寝言に返事した時も、上記のようなことは起こっていませんし)

そこで『科学的根拠のある説』の方も調べていくと、コレとコレが繋がっている…??と思えるようなことがあったんです。

では、寝言に返事をしてはだめな理由その2にいってみましょう!

寝言に返事してはいけない理由②

寝言に返事をして刺激を与えると睡眠の質が低下するこの答えをズバリ言いますと、

睡眠の質に影響を与えるから!

この一言に尽きます。

ご存知の方も多いかと思いますが、睡眠には、質の良い睡眠と悪い睡眠があります。

寝言に返事をすることで、睡眠の質を下げてしまうと言われているんですね。

睡眠の質が悪いとどうなるかというと、

● 疲れが取れない

● 日中、眠気が強い

● なんだかイライラする

● 集中できない

など、日常生活に影響が出てきます。

ちゃんと7時間くらい寝てるのに、なんだか疲れが取れないなぁ…。
という時は睡眠の質が低下している可能性大です。

それに対して、質の良い睡眠がとれてると、

● 疲労回復
● 美肌効果
● ストレス解消

など、良いことがたくさん!

母笑顔

これは、脳がしっかり休めているか、レム睡眠・ノンレム睡眠がバランス良くとれているかどうかということに大きく関わっていると言われています。

レム睡眠・ノンレム睡眠とは?

レム睡眠…身体は寝ていて、脳は起きて記憶の整理などをしている
ノンレム睡眠…脳が休息している

『レム(Rem)』とは、Rapid eye movement(急速眼球運動)の略です。

レム睡眠中は、閉じた瞼の奥で眼球がキョロキョロ動いている!という状態。ヒトはこのレム睡眠時に夢を見ると言われています。

寝言はレム睡眠中・ノンレム睡眠中どちらもありますが、眠りが浅くなってくる明け方に多くなるようです。
そしてそんな時にむにゃむにゃと発せられた寝言に返事(反応)をすると…

寝ている人の脳を刺激してしまい、脳を覚醒に近づけてしまう

と言われているんです。

成人に必要な睡眠時間は一般的に、6時間半~7時間半。(※個人差はあります)

それが外部からの刺激(寝言への返事など)で本来の起床時間より早く脳が覚醒してしまったら…
そんなことが頻繁にあったら…

睡眠時間の不足、睡眠の質の低下に繋がってしまうんですね。

一章でお伝えした迷信なども、寝ている人を刺激することで健康を害する恐れがある、ということからあのような形になって言い伝えられているんじゃないかなぁと思います。

ちなみに、

● 急に寝言が増えた
● 脳が休んでいるはずのノンレム睡眠中(寝付いてすぐ)なのに寝言が多い
● 寝言を言いながら激しく暴れる

こんな場合は何らかの理由で脳が休めていない可能性が高く、何か病気が隠れている場合があるので、かかりつけ医か睡眠外来に相談されることをオススメします。

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後記

まとめ

寝言に返事をしてはいけない理由は…

● 魂を抜かれる、寿命が縮む、精神が錯乱するなどの迷信的なもの

● 睡眠の質を低下させ、健康を害してしまう恐れがある

先日、深夜1時頃。

突然、
「ハニーフラッシュ!!」
と歌い(?)ながらフフフと笑う上の子。

日中、カラオケで新しく覚えたキューティーハニーの歌を、記憶に定着させていた模様です笑

この記事がほぼ書き上がっていた時だったので、子供を起こさないように笑いをこらえるのが大変でした。

ちなみに子供は脳が未熟なので、大人と比べて寝言が多いのだとか。
暴れてる、苦しそう、など普段と違う様子がなければ、ちょっとした寝言は楽しんじゃっても大丈夫なようです。

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