寝不足は肌荒れと老化を招くってホント?詳しく調べてみた!
自分の時間。
なんて素敵な響きでしょう。
睡眠時間を大幅に削って自分の時間を確保していた私は、ある日、思わぬ副産物を手に入れていたことに気付きました。
それは、荒れた肌と老け顔、痩せにくい体(泣)
それに気が付いてからは、鏡を見ては溜息が洩れる日々。
睡眠不足のせいだとわかってはいました。でもどうしても自分の時間が欲しい!ブログが書きたい!欲望に抗えない!
そんな時、ネットでこんな一言を目にしたんです。
「 質の良い睡眠は、高級美容液にも勝る 」
・・・まじかー!!!!
たっぷり寝た翌日は、確かに化粧のノリ違う。数日しっかり寝ると化粧ノリが抜群に良いんですよね。逆に睡眠が(私の場合は)5時間以下の時が続くと、肌が荒れて、化粧が浮いて、疲れ切った顔に・・・。
睡眠不足って恐ろしい!!!
というわけで今回は、自分への戒めをたっぷり込めて書かせて頂きます。
肌荒れやアンチエイジングの大敵!寝不足の悪影響について、がっっっっつり調べてまとめてみました。
美肌の大敵『寝不足』、その悪影響を具体的に!
人間の体は、眠っている間に肌のケアをします。
なのでついつい夜更かししてしまった翌朝は、私のように肌の調子が悪いなーなんて感じる方が多いのではないでしょうか?
具体的に書き出してみますと、
吹き出物が出来やすくなる
肌が乾燥しやすくなる
血流が悪くなる
老化が進む
これだけでも、かなり恐ろしい言葉が並んでいますね・・・。特に一番下!
ここから更に、詳しく書いていきます。
寝不足をすると吹き出物が出やすくなる
寝不足=吹き出物、の図式が成り立つくらい、睡眠が足りていないと表れる肌の不調No.1がコレです。
前述の通り、お肌は眠っている時に『成長ホルモン』によって修復されるのですが、睡眠が足りないとケアをする力も大幅に低下してしまいます。
そこに、寝不足の状態から受けるストレスによって引き起こされる自律神経の乱れが加わり、吹き出物が出やすくなると言われています。
自律神経とは、
● 日中に活発になる交感神経
● リラックスモードの時に活発になる副交感神経
の二種類がバランス良く機能することで、体に良いさまざまな働きをしています。
ですが睡眠不足になると、その状態がストレスになって自律神経が乱れ、『交換神経』が優位の状態が続きます。交感神経は男性ホルモンをたくさん作り出すのですが、男性ホルモンは角質を硬くし、毛穴が詰まりやすい状態にしてしまいます。そこに、これまた男性ホルモンの影響で皮脂が過剰に分泌されてしまうんです。
『詰まりやすい毛穴』に『皮脂(過剰)』とくればもう、吹き出物が出来るしかありませんよね・・・。
寝不足をすると肌が乾燥しやすくなる
睡眠が充分にとれていてお肌のバリア機能が正常に働いていると、外部からの刺激からも守ってくれますし、肌内部の水分が逃げていかないように、潤いをしっかり閉じ込めてくれます。
ですが睡眠が足りないと、肌の修復が追いつかずに、お肌のバリア機能が低下します。
バリア機能が低下していると・・・
● 外部からの刺激が肌内部に入り込みやすくなる
● 肌内部の水分が蒸発しやすくなる
という状態が起こり、乾燥しやすくなるんです。
肌が乾燥すると、シワやニキビ、湿疹、かゆみ、赤み、肌のキメが荒くなるなど、たくさんの肌トラブルを招いてしまいます。(覚えがありすぎて耳が超痛いです・・・)
寝不足をすると血流が悪くなる
寝不足をすると、全身の血流が悪くなります。当然、顔の血流も悪くなります。
結果、血行不良で目の下にクマが出来たり、顔の肌がくすんで疲れたような顔になってしまいます。
寝不足をすると老化が進む
ターンオーバー(お肌の新陳代謝)という言葉をご存知かと思います。
簡単に説明しますと、「お肌の奥で新しい細胞が生まれ、約4週間かけてお肌の表面に押し上げられて、役目を終えると剥がれ落ちる」というサイクルのことなんですね。
この新しい細胞が生まれるのが、睡眠中。
もうちょっと細かく言うと、睡眠中に分泌される『成長ホルモン』がターンオーバーを促しているんです。
また、成長ホルモンには、
● 肌の弾力や潤いを保つ働きのあるコラーゲン
● 保水力にとても優れたヒアルロン酸
を作り出すのを促進させる働きもあります。
コラーゲンやヒラルロン酸は加齢と共に合成される量が減っていきますが、そこに慢性的な睡眠不足が加わると、成長ホルモンが充分に分泌されず、シミやシワ、たるみなどの老化現象が加速してしまいます。
こ、怖い! 怖すぎる!!
でも睡眠不足の状態の自分を思いだしてみると、全て当てはまってます・・・。
きちんと眠れてなくて、
● 吹き出物がすぐに出来てなかなか治らない
● 保湿を心がけても、インナードライの状態が続く
● 目の下のクマ
● 顔全体がくすんで常に疲れたような肌
更にターンオーバー。どんなに良い化粧品を使ってもダメで、肌が不健康に痩せていましたね。(顔の形の事ではなく、肌にふっくらとしたハリや弾力がなかった)
これに加えて、自律神経の乱れからくる『太りやすく痩せにくい体』(肌のことではないので、後述します)
これらが、睡眠不足によって『成長ホルモン』がしっかり分泌されていないことが原因と言われれば・・・
成長ホルモンって、一体ナニモノ!?子供の身長を伸ばすためのホルモンじゃないの????
超気になったので、成人にも多大な影響を及ぼす成長ホルモンについても、調べてまとめてみました。
美肌を作るのは『成長ホルモン』
成長ホルモンって、子供の体を成長させるホルモン、っていうイメージが強いですよね。
『寝る子は育つ』っていうドンピシャな格言もありますし。
調べてみると成長ホルモンは子供だけではなく、成人とっても欠かすことの出来ない大事なホルモンなんです。
その働きは、
体の色々な器官に働きかけ、組織の成長を促す
代謝をコントロールする
体の機能の正常な働きを維持する
細胞の修復や活性化(ヒアルロン酸やコラーゲンの生成を促す)
お肌に関して言えば、お肌の新陳代謝『ターンオーバー』(を促す役割)でしょうか。
先ほど、寝不足すると老化が進む、の所でも少しお話ししましたが、健康で瑞々しい肌を作り・維持するために欠かせないのが正常なターンオーバーです。正常なターンオーバーのサイクルは28日と言われています(※ 部位によって異なる。顔は28日~と言われている)。
このサイクルが乱れて、
● 28日よりも早くなる⇒乾燥などの様々な肌トラブルが生じる
● 28日よりも遅くなる⇒くすみ、シワ、傷が治りにくいなど
ターンオーバーが遅いのは何となく悪いような気がしますが、早いのは逆に良いような気がしませんか?
ですが肌細胞の生まれ変わりが早いというのは、肌内部で充分に成長する時間がないまま(未熟なまま)細胞としての役割を全うしなければならないという、とっても過酷な状態なんですね。なのでトラブルも起きやすくなってしまいます。
(正常なターンオーバーが行われると、細胞が充分に成長し、保水力に富み、バリア機能も充分なのだとか)
このようにターンオーバーは、早くても遅くてもいけないという、大変デリケートなものなのですね。
睡眠を充分にとって成長ホルモンがたっぷり分泌されると、ターンオーバーがスムーズいきやすくなるんです。
成長ホルモンは、脳が休んでいるノンレム睡眠の時に多く分泌されると言われています。時間にすると、入眠後~3時間程の間が、成長ホルモンの分泌が一番活発になるそうです。更に、この最初の3時間の睡眠の質が良ければ良い程、分泌される成長ホルモンの量が多くなるとのこと。
完全にリラックスモードで眠りにつき、トータルで7~8時間寝るのを続けることで、美肌になることも夢ではない!そうです。続けるのは・・・意外と難しいですけどね!
後記
実は究極の美容液、若返りの美容液などとも呼ばれている成長ホルモン。
私のように、睡眠を削ってしまうタイプの人程、まずはしっかり睡眠時間を確保する習慣づけをすることで、その効果を実感出来ると思います。
そうすると次は『睡眠の質』が気になってくるんですよね。同じ睡眠時間で、もっと成長ホルモンの効果を得たい!って。
そのためには、寝る前にはリラックスモードにならないといけないわけで。
私の一番の敵は、PCとスマホなわけです・・・。これを書いてる今も^^;
美肌への道のりは厳しいな~(遠い目)
ここからは余談ですが。
この記事のはじまりの部分でも触れましたが、慢性的に睡眠不足をして私が感じた悪影響の一つをここでちょろっとご紹介します。お肌のことではないのでここで。
それは『寝不足をすると太りやすくなる』です。
まじです。泣けます。
私、これで1年間で4~5キロ増えました。そして痩せにくくなりました・・・。
これはどうやら、睡眠不足によって大きなストレスを受け、自律神経のバランスが崩れることが原因のようです。
自律神経とは、先ほども少し説明しましたが、
● 日中に活発になる交感神経(脂肪が蓄積しやすい)
● リラックスモードの時に活発になる副交感神経(代謝が上がる、老廃物の排出等)
この二つの総称なのですが、バランスが崩れることで、日中の活動の状態(交感神経が優位の状態)が続き、脂肪がたまりやすい体になるんです。その上、痩せホルモンとも言われる副交感神経に上手く切り替わることが出来ず、代謝が落ち、老廃物もたまりやすくなり、痩せにくい体になってしまうんですね。
まさに私が体感した通り・・・。
最近はきちんと寝るようにしているのでずいぶん落ち着いてきましたが、この記事を書いていて、睡眠不足は恐ろしいって改めて思いました。ちゃんと寝よう・・・。