RKについて

近視矯正手術は1870年ごろにヨーロッパで行われたのが最初で、白内障の手術後の乱視を矯正するために角膜を切開したと言われています。
その後1950年に日本の大学で世界で初めての角膜を放射状に切開するという現在の"RK"の走りとも言われる手術が行われました。
しかし、この手術では"水泡性角膜症"といわれる合併症を併発して事実上、失敗に終わっています。
さらに1973年にはロシアの眼科医が驚くべき事実を発見しました。
それはメガネが破損してその破片が眼にささっている少年が運ばれてきたのですが、その硝子の破片を取り除いて数日後に包帯を外すと、それまで0.1までしか見えなかった眼が2.0にまで回復していたのでした。
そこで日本で失敗に終わった手術が見直され、さらにその失敗原因が角膜の切開を前後双方から行ったことにあるということが判明して、前面のみから切開すれば安全な近視手術が行われるという結論にたどり着きました。
これが"RK"手術の本格的な一歩となって、その後の近視矯正手術に大きな影響を与えることになります。
現在の近視手術の代表とも言える"レーシック"ではレーザーを使用していますが、"RK(Radial Keratotomy )"は"放射状角膜切開手術"という名称からも分かるように、ダイヤモンドメスを使って医師が角膜に放射状に切れ目を入れる方法です。
この方法では、多いときには12本の切れ目を入れるものでした。
その後、この手術法はアメリカで改良が加えられ、現在のレーシック手術の礎となるものができあがりました。
ところがこの方法も最終的には行き詰まりました。
というのも、軽度の近視には効果があるものの、強度の近視の場合は効果的な手術結果が出なかったり、またメスを使うために成功するかどうかは医師の腕にかかっているという難点がありました。
また、切開することによって角膜の強度が落ち、気圧によって視力が変化したり、一日のうちでも見え方が異なるという症状が見られ、この方法も結局は行き詰っています。
その後、眼球の強度を保つために切れ目を8本程度に留める"ミニRK"という試みも行われていますが、"RK"同様に軽度の近視までにしか対応できないなど、思うような成果は得られませんでした。
レーシックを受ける前には、レーシックのマニュアルとしてお役立てください。
ピックアップ!:レーシックの手術の流れ
クリニックなどでの手術は通常、感染症を防ぐためにクリーンルームなどと呼ばれる手術室で行われます。 ・・・
